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米づくり担い手養成講座開始します!

こんにちは、そーやんです。だいぶ世の中の米への危機意識が高まっている昨今ですが、とりあえず1番深刻なのは担い手が急激に減っているということ。今まで地域で田んぼの中心的担い手だった人が急に出来なくなって、米づくりを辞めざるを得ないという話をほんとによく聞くようになりました。ただでさえ新規就農者が少ない中で、さらに米農家を個人で始めるのは多額の初期投資も必要ですし、地域との連携も必要になってくるためかなりハードルが高いです。おそらくこの5年でさらに急激に担い手が減っていくと思います。僕の暮らす鹿児島市・川上地域は、旧石器時代の遺跡も見つかってるくらい昔から人が暮らしていたところで、吉野台地で漉された綺麗な水が流れる、鹿児島市では非常に貴重な田んぼ地帯です。僕の父はこの地で40年以上無農薬でお米づくりをし続け、行政にも農家にも無視された時代を経て、今では地域のお米づくりを担う中心的な存在になっています。その父とも話し合い、先人たちが築いてきたこのお米づくりという営みと風景を次世代に受け継いでいくためにも、新しい試みを今年から開始していきます。ざっくり言うと大規模農家ではなく、半農半Xを中心とした多様な担い手を育成する活動をしていきます。まあ今まで僕が畑でやってきたことでもあるのですが、その田んぼ版であり、より仕事としてもやっていける人を増やしていきたいと思っています。特に田んぼは様々な機械や、人との協力が必要になってくるので、うちが「新しい農協」のようなポジションとなって、機械の貸し出しや担い手の育成、そして地元の子供達にとっての環境教育の拠点や、アグロツーリズムスポットとして機能したら良いなと。このプロジェクトの第一弾として始まるこの米づくり講座は、まずは今後の核になってくれるような本気の人だけを集めて、少数精鋭でやろうと思っています。一人当たりの年間お米消費量である60kg収穫を目指す講座で、小型の機械の使い方も含めて、自分の区画で実践的に学んでいただきます。別にうちの地域じゃなくてもいいので、継続的に米づくりを続けていってくれる人が対象です。実は僕もその一人として今年から田んぼづくりを親父から学びますので、一緒に学びましょう。詳しくは下記募集チラシをご覧ください!

伴走プログラムがついにスタート!2ヶ月経過しての感想

こんにちは、そーやんです。最近出張などが多くてバタバタしていたので、少しずつ隙を見て振り返りをしていきたいなと思っています。まず今回は9月から新しく始めた伴走プログラムについてこの秋からの新しい試みとして始めたオンラインのプログラム。1クラス8名限定でそーやんが菜園デザイン、土づくり、環境整備、植栽デザインに関してプランニングを一緒に行い、6ヶ月間サポートするというものです。今までは数十名という多人数相手にオンライン講座を行ってきましたが、どうしても一方向的なコミュニケーションになりやすく、これはこれで好評だったものの、その先をもっとサポートしたいという想いがありました。僕は決まった農法を教えるというよりは、その土地の自然環境だったり、その人のライフスタイルやビジョンをより詳しくお聞きすることで、それに適したやり方やデザインを提案することが好きですし、みんなが最も苦労しているのはこの部分だと感じていたからです。 今回は試験的に2クラス計16名でスタート。まだプログラムは3分の1が終わった程度ですが、ちゃんと一人一人とお話しし、一つ一つ状況を整理し、それぞれのペースはあるものの、ちゃんと前に進めているということが何よりも嬉しいです。どうしてもYoutubeやオンライン講座だけだと、本当にみなさんの役に立っているのかどうか、暮らしが豊かになっているのかが実感しにくかったので、そういった意味でもやりがいを感じています。人数を絞ったことで、今までより価格帯の高いプログラムにはなったので少し心配でしたが、おかげさまで満席になり、他の方からも参加したかったとの声をいただいているので、ちゃんとニーズがありそうなのも安心しました。 ただし、あくまでもオンラインのみのプログラムなので、今後どこまでの実際の変化を起こせるのかが気になるところですので、残りの期間もしっかりサポートしていきたいと思います。

【鹿児島の皆さんへのお願い】

3月いっぱいで妻が仕事を辞め、また一緒に二人で活動していくことになりました。4月以降、僕がより自由に動けるようになるということもあり、この一年間はよりいろんな現場に赴いて実際に土地の風景を変える仕事をしていきたいと思っています。ここ2〜3年は県外での出張講座が増えていましたが、今年からは地元である鹿児島での仕事に力を入れていこうと思っています。 今年の元旦に僕が感じたことは、日本全国どこにいても大きな災害・災難がいつ起きてもおかしくはないという現状です。大きな災害・災難はその一つの役割として私たちに「あなたにとって本当に大切なものはなにか」「本当の豊かさ、幸せとはなにか」という気づきを与えてくれるものだと思っています。鹿児島ではまだ大きな災害が起こってはいませんが、もういい加減その気づきの向こう側にある世界を体現していくべきだなと感じました。今の社会インフラがぶっ壊れた時にも、豊かに暮らしていけるような自然環境と、自然と共生する文化的な営みを取り戻していきたいなと思っています。 ただ災害に備えて食糧生産のために畑をつくろうというのではなく、例え今の社会基盤が壊滅的になったとしても、すでに今わたしたちはとても豊かで美しい世界に生きているのだということを、野良仕事を通してみんなで思い出していきたいなと思っています。 ということで、以下の3つのお願いがあります。①春からの一年鹿児島でモデルになれるような場所をいくつか作りたいと思っていますので、我こそは!という方ぜひご連絡ください。詳細は以下のような形です。https://www.notefarm.info/posts/51697434*モニター(動画や写真などで公開可能な方)になってくださる方は3/20の春分から6/21の夏至までは通常の半額でやります!②野良ねこ隊募集鹿児島での農的な結の営みを取り戻す一つのアクションとして、野良ねこ隊というLINEグループをつくろうと思っています。鹿児島でいろんな現場をつくっていく際にボランティアで有志を募り、みんな持ち回りで場をつくっていくような動きをつくっていけたらなと思っています。こちらは実際に僕と会った時にお知らせください。③毎週水曜日のお手伝い募集!地上の楽園を目指しているうちのNOTEFARMも、進化を加速させていこうと思っています。来週の13日(水)から、毎週水曜の10時〜16時くらいで、人を集めてやろうと思いますので、お手伝いいただける方はご連絡ください。小雨決行、途中入退室自由、お弁当持参で。あんまりお手伝いできないけど、子供づれで遊びにきたいとかでもOKです。

畑の寺子屋24年春夏シーズンについて

そーやんのフィールド(鹿児島)にて定期的に開催されている現地講習会の2024春夏シーズンの日程について、お知らせいたします。残念ながら今シーズン(3月〜8月)は貸し区画の方は空いていないのですが、講習自体はどなたでも参加できますのでぜひご参加ください!【講習の日程予定】土日続けて同じ内容で開催しますので、どちらかご都合の良い方にご参加ください。開催時間はいずれも9時〜11時半となります。第1回  3月16日(土)、17日(日)第2回  3月30日(土)、31日(日)第3回 4月13日(土)、14日(日)第4回 4月27日(土)、28日(日)第5回 5月11日(土)、12日(日)第6回 5月25日(土)、26日(日)第7回 6月8日(土)、9日(日)第8回 6月22日(土)、23日(日)第9回 7月13日(土)、14日(日)第10回 7月27日(土)、28日(日)第11回 8月10日(土)、11日(日)【参加料金】単発参加:お1人¥2,000、高校生以下無料 全体参加コース:1区画¥22,000 *全体参加コースは講習の録画データを視聴期限なしで視聴できます。【準備物】汚れても良い服装(長袖・長ズボンなど)、長靴、帽子、軍手、雨具(雨の場合)【会場】のおとファーム(暮らしの畑屋のおと) ※鹿児島市岡之原町Googleマップで「暮らしの畑屋のおと」と検索してください。【お問い合わせ先】お問い合せ・参加ご希望の方は下記アドレスまでご連絡ください。Soyan3355@notefarm.one暮らしの畑屋のおと 橋口