自然農でも知っておこう!栄養素・ミネラルの知識

こんにちは、そーやんです。

いつもお読みいただきありがとうございます。


今回は、今まで土づくりの話の中で、

野菜に必要な栄養素やミネラルの話が出てきたので、簡単にまとめます。


植物が必要とする栄養素は元素で言うと、 60種類以上あるようですが、

そのうちの95%ほどは次の4種類だけで構成されています。 


これらはまとめて多量元素と言われています。 

 H(水素) 

O(酸素) 

C(炭素) 

N(窒素) 

の4つです。


この中の水素、酸素、炭素は、基本的に光合成の過程で

水(H2O)と(CO2)を取り込むことで、吸収しています。 


つまり空気と水から摂取できるので、ほとんどの場所では手に入りやすいものです。 

窒素も空気の中に7割も入っているので、 手に入りやすそうですが、

非常に安定していて、取り込む事はなかなか難しいので、

この多量要素の中では、手に入れるのに少し工夫が要ります。


これら4種類以外の5%の栄養素が微量元素、つまりミネラルと呼ばれています。

量としては非常に少ない量ですが、

生命機能を維持していくためには、このミネラルが欠かせません。


この図はミネラルの拮抗作用・相乗作用を表した図です。

ミネラルはただたくさんあれば良いというものではなく、

そのバランスがすごく重要という性質があり、

あるミネラルが多くても、このミネラルがないとうまく機能しないとか、

逆に少ない量でもバランスが整うことで、

吸収効率がとても良くなるということもあり得ます。


この図ではたった11種類のミネラルについてしか書かれていませんが、

これが60種類以上となるとものすごく微妙なバランス関係が働いていることが

わかると思います。

これは植物においても人体においても同じことなのです。


つまり数種類の栄養素を化学肥料やサプリメントとして、

大量に摂取したところで、それをちゃんと吸収し、

機能するかどうかはまた別の話なのです。


よく昔の野菜は美味しかったけど、

最近の野菜は美味しくないと言われますが、

それはこのミネラルバランスが関係してくるのではないかと考えています。


土のミネラルバランスの悪化が、野菜へ、そして人体へと

影響して来ています。


野菜づくりにおいて、いかにミネラルバランスをいかにうまく整えるか

がとても重要ということですね。


次回は、野菜に必要な栄養素についてもう少し詳しく見ていきます。


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