無肥料でも野菜ができる秘密はこれ!自然の中で土が作られるサイクル
こんにちは、そーやんです。
今回は自然の中で、土がどうやって作られるかについて書いていきます。
土がただ作られるだけでなく、
栄養素が土にどんどんストックされていく仕組みになっていますので、
このサイクルをうまく活用することで、無肥料でも栽培が可能になります。
もちろんこれだけではダメですが。
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土は生き物の死骸が微生物によって分解されてできたものです。
(正確には粘土や砂、石、火山灰、生き物の死骸、枯葉、土壌に住む虫や微生物などの全てを含むものを指します。)
こちらの図をご覧ください。
図を見ていただくと分かりやすいと思いますが、 左下の植物がやがて枯れると土に積み重なります。
他にも虫の死骸や排泄物も積み重なり、これを一般的に有機物とまとめたりしますが、
これを微生物が分解して他の物質に作り変えたり、結合をすることで、土ができていきます。
この時植物たちは、自分の子孫がそこでいきやすいように、必要な栄養素を土に遺して死んでいきます。
この時の子孫は、どうやら自分の種だけでなく、生物全体が対象のようで、生態系全体が豊かになるような振る舞いをしています。
無肥料の土作りにはこれが一番重要!腐植。
この土の中で特に重要なのが腐植という物質です。
これは森の中の落ち葉の積み重なったところを思い出してもらうとわかりやすいですが、 落ち葉は次第に黒っぽく変色して形が崩れていきます。
この黒い色が腐植の色です。 よく良い土は黒いイメージがあると思いますが、 それはこの腐植が多いことを指しています。
この腐植の実態はまだ全ては分かっていないようですが、その働きの中で重要と言えるのがミネラルのタンクとしての役割を持っている点です。
植物たちは、自分が生きるために土から栄養を吸い上げますが、 自分が死んだ時にその栄養の一部は土に還元されます。
この時ただ元に戻るだけでなく、 自らが腐植となることで、より栄養が他の植物にも使われやすいように、雨が降っても流れでないような形で貯蔵しています。
こうして植物たちは土から栄養をもらい、そしてまた自らが土となり、次の世代の植物たちにより良い環境を遺していきます。
この循環が土の中にあり、植物や微生物たちが協力して、土が土を生み、土が土を豊かにするサイクルができています。
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