自然の仕組みからみる人間の役割
こんにちは、そーやんです。
いつもお読みいただきありがとうございます。
今回は地球上における人間の役割をしたの図から見ていきます。
これは大体どんな土地でも、時間が経過すると土がより豊かになり、生態系も豊かになり、そこに生きる植物や動物の寿命もより長く、より大きくなることを表していて、やがては森に向かっていきます。
この自然の仕組みを専門用語では、「植生の遷移」と呼びます。
最終的には豊かさがある点でMAXになり、そこから次第に減衰してから一定になると言われています。
この状態は富士の樹海のように、地面に光が刺さず、新しい命が生まれにくくなっている状態です。
人が手を加えることで自然が豊かになる
昔の里山は適度に生活資材として間伐を行うことで、 この森の豊かさがMAXの状態が保たれていたようです。
僕はここに人間が地球上で果たす役割のヒントがあると思っていて、 人間が手を加えるからこそ自然がより豊かになる場合があると考えています。
昔は無意識的にそれを行なっていた部分があると思いますが、これからはそれをより意識的に選択して行うことになっていくでしょう。
今、僕がお伝えしている畑づくりの仕方も、人が手を加えることで自然がより豊かになる空間づくりであると言えます。
今後は第一次産業に限らず、すべての分野でこの考え方が重要になってくるはずです。
自然の仕組みは人間社会を育む仕組みでもある
また、こういった視点で改めて植生の遷移の図を見ると、この自然の成長のシステムは、「森になったらゴール」ではなく、そこで蓄えたものが人間社会の成長に繋がっている、つまり人間がいきやすい環境を整え、成長するための仕組みであるということもできます。
もしかしたら「それは人間中心的な考え方だ」と思う方もいるかもしれませんが、人は現にそれだけ地球にとってものすごく大きな力をもつ存在だと思います。
そしてだからこそ「大きな責任」も発生するのだと僕は考えています。
それは決して重苦しいというものではなく、そこに応えることが人の真の喜びに繋がっているのだと僕は思います。
0コメント