トマトは育つのだけど、ナスやトウモロコシが育たない!どうすればいい?〜Hさんのお庭訪問記〜

 
こんにちは、そーやんです。
今回は、自宅のお庭で家庭菜園をされているHさんのところに呼ばれてお邪魔しました!
 
大玉トマトはよく育つのだけれど、ナスやスイートコーンが育たないんです!
とのこと。
 
 

この畑の特徴は?

畑を実際に見させていただいたところ、
明らかに目立つのは、
「イネ科の雑草が多いこと」(マメ科も多かった)
 
イネ科の割合が多い畑はたいていの場合、
地力がありません。
イネ科は空気中の窒素を取り込む菌と共生しているため、
地力がないところでも育ちやすいのです。
 
土を掘ってみると、案の定砂質が強く、
有機物や腐植成分が少ない土でした。
 
 

トマトはなぜ育った?

この写真には載っていませんが、トマトは見事になっていました。
しかも作りにくい大玉です。
 
なぜやせ地でもトマトは育ったのかというと、
トマトはもともとアンデス山脈の標高が高く、
乾燥したやせ地で生まれた植物なので、
ここのようなやせ地で、砂質な畑には向いているのです。
しかも、軒下が半分かかっていたので、
雨にも当たりにくく、育ちやすい環境にあったのだと思われます。
 
 

ナスやスイートコーンはなぜ育たない?

ナスはインドの川の流域で育ったと言われ、
度々氾濫するような肥沃な土壌で生まれた植物なため、
地力のある場所でないと育ちません。
 
逆にトウモロコシは中央アメリカが起源と言われ、
もともとはあまり肥沃でない土地でも育つ植物だと思うのですが、
実際にはかなり肥料が必要な野菜です。
 
これはスイートコーンの場合は交配種しかなく、
だいぶ品種改良が進んでいるため、
人工的な環境でないと育たないようになっているのではないかと
思われます。
 

どう土づくりをしたら良い?

いろいろアドバイスはさせていただきましたが、
今回はイネ科の雑草が多い時にはどう土づくりを行えば良いかを
書いておきます。
 
植生を見ると土の状態が分かりますが、
それと同時にどうすれば土が良くなるかも分かります。
 
どうやって分かるのかというと、
そこに生えている雑草の役割を知ることで自ずと分かります。
 
この「雑草の役割」ついては以下の記事にも書いていますので、参考にされてください。
 
 
イネ科雑草の役割はそこの土地に生え、
力強く根を張り、土を耕し、
少ない栄養素を収集・蓄積することで、
自分自身が微生物によって分解され、
腐植に変換されることで、その土地がより有機物に富み、
微生物などの土壌生物が住みやすく、
ミネラルが蓄積されやすい土壌環境に変える役割
を持っていると思われます。
 
 
ですので、イネ科雑草を刈って敷くを繰り返せば、
自ずと土が良くなっていくのですが、
(これにはちょっとした草刈りのコツがいります)
 
この循環を加速させようと思った場合、
①天地返し:好気性菌がより深い層まで生きやすい環境になるように土を入れ替える
腐葉土の投入:腐植成分・有機物・微生物が生きやすい環境を作る
草木灰の投入:ミネラルの追加(酸性の中和)
によって基礎的な地力をあげ、
 
④草マルチの継続
草マルチについては以下の記事参照。
によって地力を維持、向上させ、
 
⑤有機堆肥・微生物資材の使用
によって、特に地力がまだ育ちきらない間に、
地力が必要な野菜を育てたい場合に、テコ入れを行う。
 
 
というような方針を立てることができます。
 
 
もしみなさんのお庭や畑が近い状態にあった場合、
ぜひ土づくりの参考にされてみてください。
 
 
 

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