三重県伊勢市・協生農法の研修に来ました!

協生農法といえば、SONYの船橋さんというイメージでしたが、その産みの親とも呼ばれる大塚さん(野人ムーさん)という方が三重県の伊勢市にいるということでやってきました。

協生農法はブルキナファソの乾燥地帯で実践され、砂漠のような場所に森のような生態系を回復させ、作物の生産性も10倍以上にしたと言うストーリーが強烈です。


今回、一緒に参加したのは友達である大岩根家族。

尚さんは元々南極で地球温暖化の研究をしていて、リサイクル日本一として有名な鹿児島県大崎町のサーキュラーヴィレッジラボ所長をしています。

サーキュラーヴィレッジ構想の中でもやはり食・農の部分が大事だと言うことで、協生農法の視察にきました。

僕はアドバイザーの形でプロジェクトにジョインする予定なのと、なんか面白そうなので参加しました。


農業に興味がないからこそ

まず意外だったのは、大塚さんは別に農業をずっとやっていたとか言うわけでなく、むしろあまり興味はないらしい。

ただ大塚さんなりのかなり奥深い生命理論があり、それをもとに実践したら、医者が絶対に治らないと宣告するような難病を治してしまったり、農業に応用したら低コストで生産性が上がってしまったりするもんだから、その教えを求めていろんな人がやってくるということらしい。

 

本人はとても飄々としていて、気負いがなく、「自分が世界の農業を変えるんだ!」みたいな想いもない分、むしろその軽さが変な先入観や観念を産まないのだろうなと思いました。


そもそも野菜は食べるものではない

協生農法の実験圃場を見ると、まず果樹などの樹木が圧倒的に多い。

大塚さんの生命理論によると、そもそも植物の葉っぱや根っこなどは食べるものではないらしく、動物にとってもっともエネルギー源の補給となるのが果肉らしいです。

確かに果肉は植物が動物に食べてもらうために明確にデザインされている。

 

栄養的にどうなの?とか普通は思うが、そもそもその認識が間違っているということでした。

生物は栄養やカロリーを求めているのではなく、生態系的に契約している(デザインされている)生命エネルギーを求めているのだと。

例えばアオムシはアブラナ科の植物と契約しているし、アゲハチョウは柑橘類やセリ科植物と契約しているというように、栄養を基準にすることはあまり意味がないのだという。

 

植物の中で言うと人間が契約しているのは、植物の中では果肉。

葉の部分や根、種を食べるようにはそもそもデザインされていない。

最も最悪なのは種の部分であり、そこは動物に消化されないようにできているのだから、それを食べてお腹がいっぱいになっても、結局消化にエネルギーがかかりすぎて、またすぐに腹が減ってしまう。

 

人間が契約しているのは肉と果肉

動物が自然界で契約している食べ物は肉と果肉だと言います。

草食動物がいるじゃないかと思うが、実際草食動物はたいして草から生命エネルギーは摂っておらず、草を餌とする微生物から生命エネルギーをとっているらしい。

だから牧草はサイロでの発酵が必要なのだと。

肉と果肉ならなんでも良いのかというと、やはりそういうわけではなく、異物の含んでいない生態系の中で育まれたものが最も生命エネルギーの補給になるのだとか。


食べること・農の概念から変えていく必要があるのかもしれない

これだけ聞くと話についていけない方も多いと思いますが、あくまでもここまでの話は僕がそう解釈した話だということはご理解ください。

大塚さんの生命理論はまだまだ全然理解しきれていないところも多いので、判断を保留している部分もかなり多くあります。


また協生農法の方法論自体は、僕にとって特別なことはあまりありませんでした。

その背景にある哲学や理論の方がより重要なのだろうと感じました。


今回の大塚さんからの話では、そもそもの農や食に対しての捉え方の部分の固定概念を覆された感があり、一般常識からはかなり外れてはいますが、僕が深い部分で感じていた違和感ともリンクしている話でしたのでめちゃくちゃ面白かったです。


余談

ここからは完全に余談ですが、ある意味最も衝撃だったのが、大塚さんが以前鹿児島の離島に仕事で住んでいた時に、僕の母やその家族と出会っていたということでした。

伊勢湾台風の時に島で土砂崩れが発生し、母の家族は被災するのですが、その時の救助に大塚さんも行ったらしい。

ご縁とは不思議なものですね。




 


 




NOTE FARM

家庭菜園を通して、人と自然が調和する空間づくりのお手伝いをしています

0コメント

  • 1000 / 1000